自然・・・って

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北海道大雪山系トムラウシ山と美瑛岳の遭難事故。

計10人の死亡が確認され夏山としては過去に例がない大規模遭難となったニュースは驚きである。

大雪山系では夏でも水が凍るほど気温が下がり、しっかりとした装備が必要と言われる。テントを持たず、山小屋を利用する場合小屋の設置場所が限られているため、どうしても行程に無理が生じるという。

こうしたことに悪天候が重なり、事故を招いてしまったのではないかと推測されている。またガイドは出発すると判断したが、無謀だったと言う声も上がっている。遭難時の様子については、「ガイド1人が付き添って下山を始めたが、ペースが速すぎてちりぢりになってしまった」ということだ。

ツアーの企画不足、対象年齢と登山内容のギャップ、ガイドの判断・行動力などに悪天候が加わった結果ではないかと推測する。亡くなった方は59歳以上の60歳過ぎの方々ばかりという。

楽しみな登山ツアーが一転して悲劇となった。自然と関わることの難しさを痛感した今回の事故だと思う。
ただただお悔やみを申し上げる次第です。